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中国美術用語集

鼻煙壷(びえんこ)
鼻煙壷
嗅ぎ煙草の入れもので、中国清代初期から使われていました。
イタリアから中国に伝わった嗅ぎ煙草は上流社会を中心に中国でも大流行をしました。しかし、欧州と違い湿気の多い中国は、高級な嗅ぎ煙草を湿気らせないように、薬を入れるためのガラスの小瓶を代用品として使っていました。これが鼻煙壷の原型となり、携帯用容器から芸術性を競うものとして発展しました。
高価な美術品的価値から諸外国との外交に使われ、欧州の香水瓶に影響を与え、またアールデコ様式に影響を与えた要素の一つとなったのはあまりにも有名です。
犀角(さいかく)
犀角
動物のサイの角。
犀角は貴重な彫刻の材料としてだけではなく、薬としても重視されました。
犀角の彫刻作品は、尖端部分を切り落とし、断面がやや三角形を呈した犀角杯に作られたものが多い。
印材(いんざい) 印章を彫るための素材で、金属・牙骨・石・植物素材・陶磁などがあります。
元明の時代に印章石が発見され、中国篆刻時代が始まりました。それまで書家が自分には彫れなかったものが、自らの表現を実現できるようになったからです。また石自体の豊富な種類、文様や色彩、独特な手触り。またその希少性から軟宝石(やわらかい宝石)としてコレクションの背景になったようです。福建省寿山の田黄(でんおう)石は、同量の金より数倍から数十倍の価格が付いたといわれます。
玉器(ぎょっき)
玉器
軟玉製儀器類。新石器時代から制作され、殷周秦漢代に発達しました。
装身具に腕輪,けつ状耳飾,弓なりの首飾や小玉(こだま),垂飾,かんざし等があります。
けつ状耳飾
けつ状耳飾
縄文時代の石製または土製・骨製の耳飾り。円形または長方形で,中央に穴をあけ,外縁からこの穴に切れ目を入れたもの。
七宝(しちほう、しっぽう). 仏教の言葉で、極楽浄土を飾る七つの宝石。金、銀、ルリ、ハリ、シャコ、真珠、瑰をいいます。
青銅器(せいどうき) 中国古代において、青銅器は単なる実用品ではなく、祀りや儀式に用いられ、次第に権威を象徴するものと考えられるようになりました
兵馬俑(へいばよう)
兵馬俑
死者の埋葬の際に副葬された俑(墓に副葬する葬具の一種。)で、兵士・馬をかたどったもののこと。秦の始皇帝陵の兵馬俑坑で発掘された兵士の埴輪。
紀元前200年頃のもの。1974年に地元の住民により発見された。
埴輪は一体ずつ全て異なっており、その規模と精巧さは恐ろしいほどで、6000体の兵俑の中は全てどこか違って造られている。兵俑は又その顔によって出身の民族が分かる程上手に造られており、髪型さえも一つとして同じものはないといわれる。
仏教美術(ぶっきょうびじゅつ) 仏教建築・仏教絵画・仏像・仏具など、仏教に関係する美術品の総称です。
楷書(かいしょ) 書体の一つ。漢代の隷書体に代わり、南北朝から隋唐にかけて標準となった書体です。 楷書体(かいしょたい)とは、漢字の書体の一つ。『手書き書体』と『印刷書体』の二種類に分かれ、前者を楷書、後者を楷書体という。
唐三彩(とうさんさい) 唐代の芸術品。もともと唐三彩は陶器の上の釉薬の色を指し、後に彩陶の総称として使われるようになりました。
クリーム色・緑・白の三色の組み合わせ、或いは緑・赤褐色・藍の三色の組み合わせを主としていることから三彩と称されている。
青磁(せいじ) 胎土・釉薬に鉄分を含ませ、青緑色・灰青色・黄褐色に焼きあげた陶磁器のこと。起源は灰釉陶器で、漢時代に浙江省北部で完成されたといわれています。
白磁(はくじ) 白地に無色の釉薬をかけた磁器の総称。青磁の製造技術の完成と共に発展し、北宋時代の定窯で、白磁の名品が多く作られるようになった。 
山水画(さんすいが) 中国で発達した絵画の種類の一つ。山や水といった個々具体的な表現素材を駆使して構成される,全体としては理想的な山水の画。いわゆる風景画とは異なる。
中国陶磁器 中国で制作された陶磁器のこと。
中国文明の歴史は長く、8000年前の新石器時代には、すでに製陶技術が発明されており、唐代から、すでに世界各国に輸出されていた。その優れた製造技術と芸術性は、多くの国々や地域に影響を与え、世界の陶磁器と文化の発展をリードした。
三彩 陶磁器の一種で、多色の色釉を胎土に塗りかけたものです。多彩釉陶器などともいわれる。中国の唐三彩、日本の奈良三彩があるほかペルシャ、エジプトでも作られた。
胎土 陶磁器を形づくっている上の部分、素地(生地)。時代や産地、技法、作風によってさまざまに変化し、識別の手がかりにもなります。焼く前のものは生素地ともいわれます。
灰釉 石灰や植物の灰など、灰を主な融剤とした釉薬で、1,000℃以上の高温でなければ融けないのが特徴です。
窯の中で灰が降りかかってできた自然釉から、意識的に灰を塗りつけて釉薬を生じさせはじめたと考えられています。
澱青釉(でんせいゆう)
澱青釉
青みがかった半透明の釉薬。
宋・元の頃、河南省禹県を中心に、華北一帯でこれを使った堅い陶器がさかんに制作されました。
白釉 白の化粧土の上に透明釉をかけたもの。中国陶磁では白磁と区別して、白釉とよんでいます。
黒釉 鉄分を含んで黒または黒褐色に発色した釉薬のこと。日本では天目釉ともいいます。
貫入 胎土と釉薬との膨張収縮率の違いにより釉薬の表面にあらわれる「ひび」のこと。
釉ひび、冰裂紋、開片など、その表現はさまざまです。
彩陶 彩文土器ともいわれ、中国新石器時代を代表する土器の一種です。きめの細かい土で形をつくり、鉄やマンガンなどを含む色で文様を描き、焼きあげます。
飛青磁 器面に鉄斑を施し、その上から青磁釉をかけて焼きあげ、赤褐色の鉄斑の模様を飛ばしているものをいいます。 元時代の龍泉窯で多く制作されました。
印文土器(いんもんどき) 印や型を胎土に押しつけ文様をあらわしたもの。中国の南東沿海地方,江蘇・安徽・浙江・江西・福建・広東・広西の諸省に分布する先史時代から戦国時代ごろまでの土器。
玉(ぎょく) その半透明の美しい色によって新石器時代から愛用され、中国だけでなく日本でも装身具、器物として使用されてきました。硬度6.0〜6.5のものは軟玉nephrite、7.0のものは硬玉jadeiteといわれます。
唐筆(中国筆) 中国美術においては、実用性だけでなく装飾性も追求されてきました。湖筆が最も名高いとされています。
墨の歴史は古く、新石器時代にはすでに陶器の黒の着色に使われていました。これら筆、墨に硯と紙を加えた4つは文房四宝といわれ、文房具の中心として特に賞玩の対象となりました。
中国では、書道と絵画が普及するにつれて硯にも心を配るようになりました。「中国四大名硯」をはじめとして、さまざまな硯が制作されています。
文房四宝の中で、紙は筆や墨、硯にくらべてずっと後年に登場します。先秦時代にはまだ紙はなく、文字を書くときには木や竹を束ねた簡牘を、のちには絹の布を用いていました。
多色の色糸を使用し文様を織りあらわすものです。織製のうまさや織り上がりの華麗さによって、織物の中でも最も高価なものとされます。
宝相華文 想像上の植物の文様で、花弁の先端が尖った形であらわされるのが特徴です。
牡丹文、菊花文とともに多く用いられています。
金石文 金属や石に刻みつけられた文字や文章のこと。
印章、貨幣、兵器、陶器などにあらわされた文字、文章もこれに含まれます。
甲骨文 最古の漢字といわれるものです。
商時代の紀元前1300年前後より約200年間使用されました。主に占いを目的としていたようです。

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